裏方と表方

一週間前の話だが、先日、所属するNフィルの演奏会@いずみホールだった。
私は出演ではなかったのだが、当日は空いていたので、招待者受付をした。
出演者では公演中はロビーでのいろいろな仕事はできないので、降り番のメンバーと出演しないメンバー、あと知り合いなどにお手伝いを頼んで、入場者の列の整理から招待客のうけつけから贈り物の受け取りなど、けっこういろいろな仕事をこなす。
いずみホールは入り口が建物の入口にあるため、受付係は風の当たる場所で結構寒いのだ。この団は毎年1〜2月に演奏会なので、受付担当は毎年寒い目にあっているのだ。
今回、招待客といえども全員来るわけではないので、かなり長時間入り口の受付デスクで待つことになった。寒かった。
それにしてもいろいろなお客さんが来るものだ。
演奏会も後半の3時前になって、
 お客さん「演奏会3時からじゃないの?」
 レセプショニスト「1時半にすでに開演しておりますが」
 客「うそー。ほら3時でしょ」と、チラシを見せる。
 レ「ここはいずみホールでございます。シンフォニーホールは環状線にお乗りいただいて福島で・・・」

さて、受付のような仕事は、演劇の世界では「表方」というのだそうだ。「裏方」は舞台に上がる人を舞台の裏で支える、たとえば照明係などが代表的だ。表方はお客さんと直接接する仕事、今回の受付係などだ。舞台で演技する人はそのどちらでもない。表方はふだんとは別の意味で気を使うし疲れるね。