久しぶりにこのカテゴリ。19世紀の室内楽でらっぱがあるのはサンサーンスとこの曲ぐらいか。
トランペット 、2つのフルートと弦楽四重奏という、非常に特殊な編成の室内楽曲。しかもトランペットはナチュラルトランペットを想定してニ長調の自然倍音だけで書かれている。
1.プレリュード。最初は3本の管楽器だけの浮遊するような音楽。最後の方で弦がアルペジョで加わる。
2.アントレ。行進曲風。トランペットはファンファーレ風。フルートは大活躍。
3.サラバンド。ニ短調。フルートの悲しげなソロ。トランペットは2拍めに静かに信号をならす。
4.メヌエット。トランペットの明るい旋律。またまたフルートは16分音符で駆け回る大活躍。
トリオはすこし暗くなってヴァイオリンがうたうが、一瞬メロディーが日本風に聞こえたのは気のせいか。
5.ロンドー。ジーグ風に、対位法的に展開。最後にテンポアップし、プレリュードのテーマが出てきて明るく曲を閉じる。
らっぱも含め演奏は全体的にかなり難しそう。
ダンディって誰?フランスの作曲家で、私も最近までは「フランスの山人の歌による交響曲」しか知らんかった。
ダンディ:古風な形式による組曲/歌と踊り/ピアノ五重奏曲 Op. 81 /組曲 Op. 91 (ルクセンブルク・フィルのソリストたち)
- アーティスト: Kerdoncuff
- 出版社/メーカー: Timpani
- 発売日: 2012/12/19
- メディア: CD
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